飲食店経営者の皆様、コレから起業を目指す皆様、いらっしゃいませ、【実録】飲食店経営ブログ 管理人の「fujiba」でございます。
今回は「業種・業態」と「商圏・立地」の方程式、その商圏で間違いないか?という内容で書いていきます。
「立てたはいいが、売上が上がらない」と、嘆く前にご覧頂ければ何かピンとくるものがあるかも知れません。
◆業態と立地の必勝方程式
あらかじめ、自分の始める業種・業態が決定し、おおよその事業計画が出来ている場合、次は立地を選ぶ事になります。
立地を選ぶ際には、その大前提として商圏と商圏人口という概念を理解しておく必要があります。
商圏とは、お客様がお店に来る地理的な距離の事。
すなわち、お店に来るお客様の過半数が生活(もしくは勤務)している地域を商圏と呼びます。
わざわざお客様が遠くから来店してくるお店を「大商圏の店」や「商圏が広い」と言い表します。
目安としては20分以上の移動時間をかけて来店するお客様が大半を占めるようなお店は、大商圏の店だといえます。
また、近所からしょっちゅう来店する常連客が大半を占める店を「小商圏の店」や「商圏が狭い」と言い表します。
大商圏の店の代表は「フランス料理・料亭などの高級店」です。
20分以上もかけてわざわざそのお店に足を運ぶのですから、お客様は非日常を求めて来店します。
わざわざ食べるに来るに相応しい工夫を凝らし、手の込んだ料理を提供しないと20分以上かけて食べにきてくれません。
また、そうしたお店は価格が高くので来店頻度が低くなります。
来店頻度が低くなる分商圏を広くする事でカバーしているわけです。
一方、小商圏の店の代表は地元に密着した「喫茶店・定食屋」などです。
モーニングと呼ばれる朝食の時間帯は典型ですが、毎日のように通う「常連客」でいっぱいになるようなお店は、日常的に食すコーヒーや食パンなどを提供しています。
食べ飽きない料理を提供する事は、小商圏のお店になる為の必須条件の様ですね。
また、日常的に利用できるような低価格帯に設定する事で来店頻度を高め、商圏が狭くても成り立つようになっています。
小商圏のお店であれば、同じ地域にも多くの店舗を出店する事も可能です。
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【商圏人口とは、商圏内に何人の人口がいるかという概念の事。】
通常、商圏と言うのは、移動時間10分以内が目安となります。
距離にすると駐車場を持たない都心のお店であれば、500Mほど、駐車場を持つロードサイドのお店であれば2~3kmが目安になります。
その範囲内に何人の人口が生活しているか、という概念を商圏人口を呼びます。
商圏人口は多いか少ないかで表現されます。
選択した市場が市場規模の小さいニッチな業態の場合は、商圏人口の多い街に出店する事が必須です。
市場規模は利用するお客の数と利用頻度で、その大きさを想像できます。
例えば、アジア料理など、好き嫌いが激しく分かれる為、利用するお客の絶対数が少ないうえ、利用頻度が低いので市場規模が小さい事が容易に想像できます。
アジア料理のようにニッチな業態は、そもそも利用するお客の絶対数が少ないので、商圏人口の多い地域に出さないと経営を成立させる為の客数を確保する事が出来なくなります。
こうしたニッチな業態で出店するのであれば、乗客数の多い駅前立地などがおすすめです。
商圏人口の少ない田舎町のロードサイドにアジア料理店を出店しても十分な顧客の確保が難しいでしょう。
反対に、焼き鳥屋のように市場規模の大きな業態の場合は、商圏人口の少ない地域に出店しても成功する可能性は高くなります。
商圏人口の少ない街で成立するという事は、店舗数を拡大できる可能性が高い事を意味しています。
間違っても、市場規模の小さなニッチな業態を、商圏人口の少ない地域に出店するのはやめましょう。
今回はあくまで市場規模と商圏人口についてのお話です、これから始めるお店の市場規模、出店しようとお考えの立地を改めて考えてみる事をお勧めします。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。
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