飲食店経営者の皆様、コレから起業を目指す皆様、いらっしゃいませ、【実録】飲食店経営ブログ 管理人の「fujiba」でございます。


飲食業界、いつも人手不足で悩まされておりますがあなたのお店ではいかがでしょうか？

せっかく入社したがすぐに辞めてしまう、店長や先輩スタッフと馬が合わないなど、スタッフ教育にも時間や労力がかかります。

今回は「こんな経営者は嫌だ」シリーズとしてスタッフの【遅刻・欠勤】について書いて参ります。

あなたのお店で何か役立てば幸いです。

働く時間や休日は就業規則、雇用契約などで定められていますが「遅刻・欠勤」の場合で【解雇】する際は、「無断遅刻、欠勤内容、理由の確認、処分の決定」と一連の手順を踏む必要があります。

この処分は程度に応じて決める必要があり、具体的に「軽い処分」→「重い処分」→「解雇」という流れです。

もちろん、解雇する場合は適正な理由が必要で、これに関する「判決」がありましたのでご紹介していこうと思います。

〇テレビ局での判例

あるアナウンサーが遅刻してしまい、2回だけ番組に穴を空けました。それが原因で解雇になり裁判まで発展。結果は「解雇は重すぎる」という判決で解雇は無効となったそうです。

〇保険会社の判例

ある社員が遅刻を繰り返し、注意しても改善されない。他の社員からも不満が出ている為、解雇。

本人が裁判を起こし、結果「解雇は有効」という判決が下りました。

以上の2つの判例を見てもポイントは「解雇の理由」「処分の重さ」のバランスです。

「軽い理由なのに処分が重い→無効」「軽い理由だが繰り返される→解雇は有効」という事。
注意し続けたのに改善が無かったというのがポイントです。

以上の判例を踏まえて、お店で実施するポイントをまとめてみました。

• 遅刻・欠勤などの管理のルール化
• ルール違反でも合理的理由があるか？
• 無断遅刻、無断欠勤の証拠を残す。
• 「指導→解雇」の段階的な処分を行う。