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飲食店経営者の皆様、コレから起業を目指す皆様、いらっしゃいませ、【実録】飲食店経営ブログ 管理人の「fujiba」でございます。

今回は、ホールスタッフや厨房スタッフのオペレーションなど、お店の様々な『仕組み=システム』作りについて書いて参ります。

なぜ今回は『仕組み作り』の記事を書く事になったかというと...。

ツィート『飲食店開業様』
と、いう様に同じ飲食店でもしっかりとした『仕組み作り』があるのとないのでは大きく『利益』に関わってくるという事なんですね。

いつも参考にさせて頂いております、『山カズ 飲食店開業ノウハウ』様より抜粋させて頂きました。

山カズ 飲食店開業ノウハウ様のツイッターはコチラ。

それでは、今回は〈前編・後編〉と二部構成となりますが、『仕組み作り』が出来ていないというお店様など参考にして頂ければ幸いです。


仕組み作り

◆ブレを無くす『仕組み=システム』開発

システム開発と言えば聞こえは良いですが、いわゆる『仕組み作り』の事。

勝手にそうなる、ひとりでにそうなるといった『仕組み』の事ですね。

多店舗展開を進めていくと、必ず調理技術の『ブレ』によって商品のクオリティの劣化が多発する時期が訪れます。

その際、『今の人材レベルでは、これ以上店舗は増やせない』と考えるのではなく、『今の人材レベルでも出来る様な仕組みに変えていく』と考える事で、多店舗展開、人にゆだねる事が出来る様になります。

もちろん、すべての問題をシステム化する事で改善できる訳ではありません。

仕組み作りと、人材育成をセットで行う事で初めて、あるべき姿が実現します。

今の時代は、あえて効率の悪い作業を残し、そこに人手をかけて付加価値を付ける事が必要な場面も多いので、システム化と教育のバランスをうまく取りながら進めていく事が重要です。


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◆ホールと厨房、どちらの仕組み作りから始めるか?

以前の記事でも書きました『支店経営とチェーン店経営』ですが、『仕組み作り』に関して言えば『支店経営』でシステム化を進める事は出来ません。

全店舗が違うメニューであるという事は、全店舗で違う作業をしていますので、『仕組み作り』は進めようが無いのです。

『チェーン店経営』のように同じ業態を多店舗展開すると、全店で同じ作業をするのでシステム化は進み、作業効率があがり、生産性が高まっていきます。

生産性が高まるという事は、高い給料が払えるようになるという結果に繋がり、生産性が低ければその分人材の雇用が必要になる為、報酬はあがりません。

飲食店での平均年収が低いままなのは『仕組み=システム化』が進んでいない事も大きな要因だと言えるでしょう。

では、『仕組み作り』を進めるにあたって、どこから着手していけば良いでしょうか?

答えは簡単『厨房の仕組み作り』から始めて下さい。

なぜかと言うと、ホールスタッフのサービスは優秀なトレーナーやスーパーバイザーなどの人材が揃っていれば、詳細なマニュアルは無くとも数十店舗くらいまでは管理できます。

具体的なオペレーションに関しての『マニュアル・ルール』は必要でしょうが、そう簡単ではないのが『人材教育』です。

ここをシステム化していく事自体難しいと思います。

むしろ、サービスが『マニュアル的』であれば、お客から支持されない時代なので、マンパワーを頼りにマニュアルを超えたホスピタリティのあるサービスを追求した方が宜しいかと思います。


厨房機器

 ◆厨房のシステム化

ホールスタッフのオペレーションに関しては『人材育成』という事で時間がかかるもの、これに関しては常にやり続けるしかありません。

しかし、厨房作業はそうはいかず、業態としてあるべき商品が、誰が作っても一定のクオリティが出せるような『仕組み作り』が必要です。

厨房のシステム化の柱は、『調理器具の開発』と『レシピ化』、『半加工材料の開発』です。

厨房機器の開発の代表的な例は、コンベア式のオーブンやフライヤーでしょう。

グラタンなど、オーブンを使用して調理する商品は、オーブンに入れておく時間を間違えると、焼けすぎたり、焼き色がつかなかったりという事がおきます。

そんな焼き時間の間違いを無くすために、4分経ったら自動的にオーブンから出てくる『コンベア式のオーブン』を導入する対策が導かれるのです。

とんかつチェーン店では、同じ理由から『コンベア式フライヤー』を導入している店舗も多く、揚げ時間が短ければ生の状態、揚げ時間が長すぎればジューシーさが失われます。

こういった調理器具を導入するだけでひとりでに品質の一定化とスタッフのミスが無くなります。

多少高価でも『品質の安定』と『ロス率の低下』など様々なメリットを考えてみたら導入は必須ですね。

という事で、今回は『仕組み作り=システム化の概要』と『厨房作業の仕組み作り』についてざっくりと書いて参りました。

次回は、『調理に関しての仕組み作り』を書いて参ります。

またのブログでお会いしましょう。

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