素朴な疑問⑤

飲食店経営者の皆様、コレから起業を目指す皆様、いらっしゃいませ、【実録】飲食店経営ブログ 管理人の「fujiba」でございます。 

つい先日【FC】についてのご相談がありました。

開業の際、爆発的な【スピード】の立ち上がりをみせるこの『フランチャイズ』

ノウハウのない方、副業で開業したい方などとても『充実』したフォロー体制もあり安心できる内容です。

しかし『コンビニ』の24時間営業問題など、FCオーナーも苦労はあります。

業種・業態をしっかり吟味して決めなければ大変な事になりますね。

と、いう事で副業として飲食店をお考えの方、フランチャイズに関してご検討の方に対してご紹介したいと思います。

以前も書いた記事となり重複する点はあらかじめご容赦ください。




◆本業があるが、新規事業として『飲食店』参入はどう?

FCピザ


つい先日、ご相談いただいたクライアント様からのご質問です。

他に本業があって飲食業に参入される方はたくさんいらっしゃいます。

そのメリット、デメリットについてご紹介しましょう。

◎ 副業での『飲食店参入』のメリット

①資金的に余裕がある

初期投資を大きくかけられる事は、強いフランチャイズに加盟したり、コンサルタントなどの専門家に依頼したり、店舗を繁盛させるために有利な面が多いです。

開業当初が個人経営のお店とは『雲泥の差』があり、かなりの差を付ける事が出来ます。

例えば、今回のクライアントさんを例に出すと、『建設業』を営む法人様で、飲食店の参入ご希望。

店舗の建設や改装は自社で行う事が出来るというメリットがありますね。

当然、他社よりも安く作る事が出来るので、本業との『相乗効果』があり初期コストかなり抑えられます。

他にも、『生産者』『食材メーカー』『食材販売会社』なども同様に資金的メリットに期待できます。

②多店舗展開が成功しやすい

経営者が飲食店経験が無い為、客観的に顧客の視点で店舗の戦略が考えられる。

それから副業という事と、組織経営という事で、職人的な『こだわり』が無く『多店化』の成功に繋がっている方が多いです。


◎ 副業での『飲食店参入』のデメリット

①参入障壁が低いので『飲食店』を甘く見る

飲食店経営は個人でも開業は簡単な業種。

本業で利益を出している企業であれば「いつでも参入できる。」と、考える方がほとんど。

『飲食ビジネス』は多くの人にとって『身近』なビジネスです。

「自分ならこうする。」「こうした方がお客が増えるのに。」と考えた方も少なくは無いでしょう。

しかし、『飲食ビジネス』はそう甘くはないんですね。

②投資額が大きくなりすぎ

本業があり、資金的に余裕があると言って初期投資をかけすぎる傾向が見受けられます。

いかに『初期投資』を最速に『回収するか?』が飲食店に限らず、すべての『投資』のポイントです。

他業種から参入して多額の負債を残してしまうケースなど多いんですね。

他にも、『中古車専門の会社』が『ラーメン店』を出店し、毎月の赤字で本業まで潰したというケースも自分の記憶の中で新しい出来事です。

と、いう事で、『副業』での参入に関してまとめると、

『初期投資は抑える』『本業とのメリットを活かす』『ノウハウ・経験がないなら買う』

いくら儲かっていても『餅屋は餅屋』に任せるべきでしょう。

◆フランチャイズのメリット・デメリットは何?

比較


これは、以前の記事でも書きましたが、改めて書いて参ります。

◎FC出店のメリット

①好立地に出店できる可能性が高い

FCの場合、本部が出店場所を調査し物件を探します。

様々なノウハウより選定された立地、まず間違いは無いでしょう。

さらに不動産オーナーや地主さんなどは『FC店』を優遇するケースがほとんどです。

②宣伝広告はお任せ

このあたりも充実したサポートですが、宣伝広告などすべて本部が行います。

独自に行うよりも圧倒的なスピードでの集客力が見込めます。

③飲食店経営のノウハウは必要なし

本部が経営に関するサポートをしたり、『スーパーバイザー』を呼ばれる担当者も付きます。

こまかな『商品開発』『定期的なキャンペーン』などもアドバイスがあるので、それに合わせて店舗運営するだけ、簡単です。

④人材確保が楽

FC自体に『知名度』があればの話になりますが、個人店よりもやはり『信頼度』があるので競合する個人店と同じ給与であっても、人材が集まりやすいですね。

◎FC出店のデメリット

①投資額が大きくなる

先ほども書きましたがそれなりに『初期投資』がかかります。

加盟金をはじめ、店舗取得費も個人店とは『規模』が違うので費用は大きくなります。

②FCのもつイメージの影響が大きい

メリットとも言えるデメリットですが、お客が感じる『イメージ』で起こる問題。

他のFCで食中毒を出した場合、同じイメージを持たれます。

FCのイメージ力とはそれほどに強いという事ですね、良い時は良いが、悪くなったら大変です。

③自社独自の工夫が出来ない

これもよく聞く話ですが、メニューなど勝手に変える事が出来ません。

立地にもよりますが、お客に受け入れられない商品なども取り扱わないといけない、この矛盾。

④ロイヤリティーを取られる

毎月、売上に対してロイヤリティーが発生します。

食材の仕入れにロイヤリティーが乗っているケースもありますが、利益の大小に限らず支払いの発生があります。

◎まとめ

と、いう事で数あるメリット・デメリットとありますが、間違いなくフランチャイズでの出店の方が『失敗』は、しにくいです。

しかし、失敗した時の負債の額、自由が利かない、など経営者にとっては様々な問題が待ち受けている事も事実。

以下のリンクに様々な業種・業態のFCをご紹介してますのでご確認を。

① 飲食業で独立・開業
② 学習塾で独立・開業
③ ラーメンで独立・開業
④ 介護で独立・開業
⑤ 居酒屋で独立・開業
⑥ リペア業で独立・開業

◆FCでの出店で気を付けるポイントはありますか?


それでは、前項で『メリット』『デメリット』をお伝えした所で、FC出店のポイントを3つご紹介致します。

◎ポイント①『どのフランチャイズを選ぶか?』

Ⅰ:本部の姿勢

フランチャイズが時代の変化に勝ち、成長し続けるかどうか?は、本部の考え方や姿勢によって決まるモノ。

本部として責任をもって取り組んでいるか?自分と価値観があうか?という精神的な問題と、最終的な本部の『夢』到達点はどこにあるのか?具体的な目標なども確認したい点です。

見極める『最大のポイント』になるでしょう。

Ⅱ:業態や商品の強さ

業態や商品が競合店に勝てる明確な強さを持っているか?他の加盟店は本当に繁盛しているか?などしっかりと確認しておきましょう。

Ⅲ:特有のルールや縛りがあるか

やはり、店舗数が多いFCほど、『ルール』や『縛り』が厳しいようです。

逆に加盟店が少ないにも関わらず『ルール』が多いようなFCには注意が必要です。


◎ポイント②『立地と業態の確認』

FCへの加盟はしないにしても『立地』と『業態』の整合性は必要不可欠と言えます。

よくある失敗例で、地元の人もあまり使わない『道』だったり、人は足を踏み入れない『立地』であったり、本部が立地選びを間違えるという事です。

あるいみ本部の調査といっても所詮は人のやる事、その立地、場所で何が流行るか?はご自身で調査する事、地元の方に聞く事の方が確実かも知れません。


◎ポイント③『FC本部に頼りすぎに注意』

3つ目のポイントですがこれは先述した2つ目と重なる部分がありますが、『本部任せ』にしない事です。

正しい経営判断をする為にも、はっきりとした意思は伝えるべきです。

本部と意見が合わなく衝突する事を恐れてはいけません。

本部に対して提案する新しい仕組みやメニューなど、上手く行けばチェーン店全体で適用される可能性もあります。

ご自身の意見ははっきりと伝えましょう。



栗はい箸

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