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飲食店経営者の皆様、コレから起業を目指す皆様、いらっしゃいませ、【実録】飲食店経営ブログ 管理人の「fujiba」でございます。

確定申告時期ですが皆さんはお済でしょうか?

自分もやっと『個人』分が終わり、次回の会社の決算に向けてまた帳簿整理など行う決心をしている所です。

日々の事なんですが、中々腰が重くなってしまいます、皆さま頑張って参りましょう。

前置きはさておき、今回は『立地』についてのご相談がありました。

飲食店で『立地』が今後の売り上げを決める大事なポイントです。

という事で、『立地調査』『競合店調査』など自分が行っている調査方法の一部をご紹介して行きます。

参考までにお読みください。



◆立地調査の重要性

ターゲット

立地は、『飲食店で最も重要な要素』であり、『立地とコンセプトの整合性』ですべてが決まると言っても過言ではないです。

自分も記事として書いておりますが、『コンセプト』を決める事が出来ても、この『立地』を探すのがとても大変なんですね。

どこまで妥協するか?もちろん経済的にも、初期投資出来る金額には限りがあります。

ものすごく気に入った物件でも、一歩引いてしっかりと確認するようにしましょう。

開業時に行う立地調査、競合店調査の一番の目的は『どういったコンセプト』で『どんなターゲット』を狙い『いくら売り上げるのか』を予測できなければいけません。

逆に、この売上予測を間違った為に、潰れていくお店が多いという事も事実なんです。

この調査方法を知る事が出来れば、事前に避けるべき立地が分かり、成功率を高める事が出来ます。

では、どのようにして『売上予測』を立てるのか?というと『周辺マーケットの市場の大きさ』を知る事なんですね。

自店の競合になる店舗にどのくらいの客数が入っていて、どんな商品をいくらで売っているのか?を知る事で、その立地の需要や大きさが理解でき、大体の予測が可能になります。

また、競合店を入念に調べる事で、自店の立ち位置もはっきりとし、どんな戦略を取るべきか?が見えやすくなるという事です。

後には引けない『立地』、しっかりと『調査』して自店の『コンセプト』とすり合わせて行き、より確実な『戦略』を立てる事ですね。

◆『立地調査』『競合店調査』の方法

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まずは『周辺エリアに対して自店のコンセプトがあっているか?』の確認方法からご紹介して行きます。


◎周辺で一番流行っているお店に足を運び、『客層』『利用動機』の実態を把握する。

周辺地域の需要があるターゲット層や飲食シーン等を確認しましょう。

この調査では自店が出そうとしている店舗コンセプトに関係なく『一番流行っているお店』を調べてみて下さい。

ただし、注意点としては『知名度のある老舗』の店舗は除外する事。

そういった名物店はそのエリアに関係なく広範囲の商圏から集客しているので、あまり参考にはなりません。


◎自店と『コンセプトの近い』競合店の調査。

次に、流行っている競合店で『客層』『利用動機』『商品』『価格』『席数』『サービス』など細かく確認する事。

ここでは、自店に足を運んでくれるもっとも具体的な『客層』が見えてきます。

『売上予測』の材料を入手するといった感じですね。


◎周辺エリアの『同一同時刻』『同一エリア』にどのくらいの客数がいるのか?

上記『競合店』の調査はより具体的な『コンセプト』に繋がりますが、次は、周辺エリアの全体像を掴んで行きます。

たとえば、平日の夜の8時に周辺エリアの飲食店を回り、おおよその人数を数えます。

調査時間的には1時間程度、入店して『トイレを借して下さい』と入店し、ザっと見回して『何人いるか?』『何席あるか?』を目視で確認していきます。

これは結構『技術』が必要ですが、『同一同時刻』に測定しなければ意味がありません。

『食べる暇』は無いんですね。

別の方法だと『予約の電話をし最大で何人入るか?』を確認するのも良いです。

実際にお店に足を運んで直接やり取りをした方がしっかりと席数やお店の作りも確認できます。

競合店のスタッフの接客レベルも推し量る事が出来るので一石二鳥ですね。

この様に『曜日や時間帯』を変えて行き調査を行っていきます。

よくあるケースで、調査後の結果『週末はどの店も一杯だが、平日はどこのお店もガラガラ』という実態が分かったとします。

その立地にあなたがお店を出す場合『平日の集客』に苦労するという事は明確という事ですね。

この様な調査を1週間程度行えば、どの業態にお客が入っていてどの店にお客が入っていないか?が認識できます。

多くの方が行っている『調査』では、一番コンセプトの近いお店に行って『このレベルなら勝てる』と考える事です。

ですが、周辺エリアの『同業種』『同一同時間』など市場の大きさを調べていないと判断を誤る可能性が高くなりますので、十分ご注意を。


◆『成功率が上がる立地』と『売上予測』

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◎自店と同じ『業態』が多い立地を探し『競合店』を調査。

最も成功する確率が高いのは、自分が出したい業態が集まっていて、比較的どのお店も集客出来ている場所を探す事です。

しかし、どのお店も集客出来ているかどうかは調査しないと分からないので、先ほど行った調査を行います。

もし、どのお店も集客出来ているのであれば、問題ないですが、多くのお店が集客に苦戦している場合、大きなリスクとなるでしょう。


◎競合店と自店の比較から『売上予測』を行う。

上記調査を行い、出店希望エリアを選定したら、『売上予測』を立てて行きましょう。

「うちは商品力があるから、競合より集客できる」という考え方は危ないので、「競合店の平日の来客数は△△人だから、うちもそのくらいで予測しよう」という考え方の方が正確になります。

自店のコンセプトより『周辺エリアの市場の大きさ』を信じるという事ですね。

多店化していておおよその実績があれば、コンセプト重視の売上予測を立てても問題ないと思いますが、『初めての出店』『実績の乏しいコンセプト』の場合は、飲食需要の大きさから売上予測を立て、その売り上げに見合ったコストコントロールをすれば大丈夫です。

この様に、『立地調査』『競合店調査』は特に難しくはありません。

しかし多くの経営者は調査方法を知らないので、具体的な調査を行えていないのも事実。

少し手間をかけるだけで成功率はぐっと高まります。

物件を決める際に一度お試しください。



栗はい箸

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